７月２３日（火）４年部では社会科の学習の一環としてバンケン浄水場の見学に行きました。バンケン浄水場は800万人の人々が住むバンコク全域や隣県へ飲み水を供給しています。バンケン浄水場は日本の国際協力機構（JICA）の協力や、日本の円借款を基につくられました。毎回タイのJICAスタッフのご協力により見学を行なっています。 見学では、とにかく浄水場の規模の大きさに圧倒されます。不純物を取り除いたり、消毒したりするための薬品倉庫や、水を撹拌し不純物を取り除くための沈殿池、さらに細かなゴミをフィルターに通して浄化するろ過池などが広大な敷地の中にあります。直径50ｍの大きなすり鉢のような沈殿池は実に２２基もあります。 また、源流であるチャオプラヤー川の水がろ過され、どんどん透明になっていく様子も直接目で見ることができます。海水が混ざらないよう上流の水を水路によって引き入れていますが、浄化前の水は茶色く濁っています。貯水池、ろ過池など見学を進めるにしたがって透明度を増す水に子供たちは感心していたようです。教室だけでは得られない学びが深まる1日になりました。